Saga: Smart access gateway for archives
言葉の対称性検索が可能にした世界初の「関係検索エンジン」
検索エンジンから検索ワンダーへ
「500万冊の本の中からできるだけ少ない絞り込みで、あるページを探し出すには?」
これが私たちの命題でした。そこから、このページ固有の語彙群の取り扱い概念が生まれました。そして、それぞれのページの語彙群間にある関係の把握。その行為のなかで私たちは自分たち自身が驚く検索結果、検索表現を見つけることができたのです。それは検索ワンダーであり「Saga:Smart access gateway for archives」の誕生となったのです。
Saga(サーガ):関係検索の歴史がここからはじまります
Sagaはそのコンテンツに含まれる語彙の集合を取り扱います。それぞれどの言葉がどの語彙群、コンテンツに関係しているのかというのを照射(ハイライト)してその関係性をビジュアル化します。Sagaでは1次検索、2次検索、n次検索までもが1回の検索で既に終わっており、「従来の検索=一覧の提示」の先きの景色をみることができます。
あるアート作家の検索でその作家の展示や作品が検索されるまでがこれまでの検索エンジンでした。Sagaはさらに作品と展示の関係性も同時に把握しこの作品はどの展示か、逆にこの展示ではどの作品群かを照射します。さらに展示に参加した他の作家たちまでも把握し関係インデックスとして提示します。つまりその作家の取り巻く活動環境を直接的な語彙だけでなくそれに接続する関係まで含めて抽出してくるのです。作家の作品とその傾向、展示会場と共同展示作家とのつながり、論評・・・、それらが一つの曼荼羅のようにSagaは動的に描き出します。
このSagaにより、私たちのコンセプトであった「検索もコンテンツ」という意味が明確になってきます。検索された結果の関係表現そのものがワンダーなコンテンツなのです。
検索の度に見たことのない光景が見えてくる。そしてSagaは最初の命題に向かってその先に見えてくるべきものを知っています。Sagaの歴史ははじまったばかりであり止まることはありません。